役に立つかもしれない旅行の記録

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対馬 個人旅行の記録(2021年10月) ③白嶽登山

旅行3日目は白嶽に登る。前日の金田城との往復で脚に疲労が残るなか、この日も自転車に乗って出発した。

白嶽

基本情報

白嶽は対馬を象徴する山であり、古くから島民に霊峰として崇められてきた標高518mの山である。山頂付近にそびえ立つ2つの巨大な白い岩塊(西岩峰・東岩峰)が特徴で、対離れた場所から見ても一目でそれと分かる独特なシルエットを持つ。

また、貴重な原始林を持ち、日本固有の植物と大陸系の植物との混成が見られ、国の天然記念物に指定されている。

 

アクセス

前日の金田城跡と同様、基本的には車でのアクセスになる。

県道24号線の途中に洲藻(すも)というバス停があり(バスもあるにはあるのだが一日一本程度だったと思う)、すぐ近くに白嶽の方向を示す標識がある。それに従って細い道へ入ってしばらく進むと、目立たないが左手に白嶽神社の鳥居が見える。その先に白嶽登山者用の駐車場(第二駐車場)がある。ここには公衆トイレも併設されており、登山前の最後のトイレである。

 

洲藻から白嶽へ向かう道 のどかな田舎道である

 

ここから先は車一台が通れるほどの広さの道がしばらく続く。開けた舗装された道から徐々に草木に囲まれた道へと変わっていく。第二駐車場から30分ほど歩くと登山口に到着する。登山口は車を数台停められるスペースになっている(第一駐車場)。

厳原から自転車で第二駐車場まで行き、そこから登山口まで歩いてトータルで1時間半くらいだったと記憶している。

 

 

白嶽登山

登山口から山頂まで約2kmの本格的な登山ルートである。国の天然記念物にも指定されている原始林は、一歩足を踏み入れると一気に深い緑と静寂に包まれる。木の根を踏みしめ、転がる石の上を歩いて進んでいく。

中盤に「行者の岩屋」というスポットがある。岩と岩の隙間に身を寄せて修行に勤しんでいたのだろうか。

 

行者の岩屋

 

さらに進み、山頂が近づいてくると道は険しさを増していく。登山のクライマックスは最終盤、ロープを掴んで急な傾斜を登っていく。白嶽山頂には雄岳と雌岳の2つの巨大な岩があり、雄岳の方を目指す。最後はちょっとしたロッククライミングのようだった。金田城跡のときとは異なり、終始道は舗装されていない山道である。特に山頂手前の急斜面や岩場は滑りやすく危険なため、トレッキングシューズで登った方がよいだろう。ただし、初心者でも問題なく登れるレベルだと思う。

 

終盤のロープ

 

登り切った先には360度の大パノラマが広がっていた。対馬の写真で必ずと言っていいほど目にする、頂上から見下ろす岩山の写真、浅茅湾(あそうわん)のリアス式海岸を一望できる。見渡す限りの大自然、絶景だった。

姿勢を低くしないとまともに立っていられないほど、山頂はとても風が強かった。油断すると岩から転げ落ちそうな怖さがあった。しかし、その恐怖を忘れるほどの絶景だった。山頂に腰を下ろし、しばらくの間強い風を浴びながら頭と心を空っぽにして景色を眺める時間が心地よい。都市部を離れ、ただ絶景を堪能する。これが旅の醍醐味だ。

 

山頂から雌岳、山々、海を眺める

山頂付近には祠がある

 

山頂からの景色を独り占めした後、疲れた足に鞭打って自転車をこいで厳原へ帰った。

往復の自転車と登山でカロリーを消費したのか、とても腹が減ったのでホテル前のモスバーガーで間食をした。秋限定の定番メニューであるフォカッチャだ。ご当地グルメに行きたいところだが馴染み深い美味さが身に染みる。

夕方にホテル周辺を散歩した後、前日と同じ回転寿司店で晩飯をとった。

 

まとめ

  • 厳原から白嶽登山口までは車で約20分。金田城までのルートとほぼ同じ。
  • 登山道終盤はかなり険しくなるが、初心者でも問題ないレベル。トレッキングシューズを推奨。
  • 山頂は風が強いことがあるので注意。

 

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