この記事では、実際にチュニジアを旅行して感じたポイントを、これから行く人向けにまとめている。
チュニジアは個人旅行しやすいのか?
移動時間が読めない、キャッシュレス決済がほとんど使えない、など観光インフラがあまり整備されていない。ただし治安面では特に気にすることなく旅行できた。
今回のルートは以下の9日間
チュニス(カルタゴとシディ・ブ・サイド含む) ⇒ スース ⇒ トズール ⇒ チュニス
(チュニス~スースは鉄道、スース~トズール~チュニスはルアージュまたはバス)
施設、飲食店、宿泊先等の営業時間、料金、サービス内容等は旅行当時のものである。最新の情報については、必ず各公式サイト等を確認してほしい。
治安
よい。男が一人で夜に歩いていて危険を感じる場面はなかった。日本と同じく、最低限の注意を怠らなければ大丈夫だと思う。
かつてはチュニスの博物館が過激派に襲撃されるという痛ましい事件はあったが、現状は改善されている。各地の市街地や観光エリアは何の心配もいらなかった。ただし、場所によっては暗い時間帯は人通りが少なくなる。
物価
安い。ファストフード店やローカル食堂であれば一食500円程度、こぎれいなレストランでも一食1,000円台で済む。
チュニス市街地~空港間のライドシェア(20分程度)で1,000円以下のイメージ。1時間以上かかる長距離移動でもルアージュやバスを使えば数百円で済む。
金銭事情
現金払いの割合が極めて高い。クレカが使えるのは高級ホテルや高級レストランくらいのもので、交通機関やその辺の売店、食堂ではまず使えなかった。
ATMで現地通貨を引き出せるがクレカは最近海外手数料が上がっているので、デビットカードの使用がおすすめ。
食事
おいしい。特にローカルフードの満足度が高い。
フランスの影響が強いこと、地中海をはさんでイタリアと近いことから、肉のグリル、カツレツやピザといったメニューが豊富。現地料理は朝のラブラビがおすすめ。アラブの国の定番ファストフードであるシャワルマはもちろん安くて美味い。
カフェ文化があるので道に面したオープンカフェが多い。地元のおっさんばかりだが、興味があればエスプレッソとシーシャにチャレンジしてみてはどうだろうか。
交通手段
都市間移動は時間に余裕を。市街地内の移動はライドシェア(Bolt)がおすすめ。
長距離バス、ルアージュ、鉄道など移動手段は豊富だが、時間は正確ではない。特に乗り合いタクシーである「ルアージュ」は満員になるまで発車しない。大きい都市間の便ではすぐに埋まるが、エル・ジェム行きのようにそこまで需要がない路線は待ち時間が長くなる。
長距離移動は時間に余裕をもったスケジュールにしたい。一方で、市街地内の移動はライドシェアアプリ(Bolt)が非常に便利で、料金交渉のストレスもなく快適。
天候・服装
強い日差しと寒暖差、宗教的マナーへ配慮したい。
10月下旬は日差しが強いものの陰に入れば涼しく、朝晩は少し冷える。同時期のチュニスは平均最高26℃、平均最低17℃が目安。夏用の薄手のシャツの他、朝晩のためのウインドブレーカーがあると万全。
また、宗教的なマナーから男性はタンクトップや短パンを避け、女性は肌と体のラインが出ない服装にする。
通信
現地のモバイル回線でもWi-Fiでも何かしらの通信手段は必要。
無料Wi-Fiの普及度合は低い。移動はBoltを使うことがあるので自身で通信回線を準備すると安心。eSIMは出発前にオンラインで手軽に準備でき、現地到着後にアクティベートするだけなので楽。古い端末はeSIMに対応していないこともあるので注意。
ホテル
高級~安宿まで一通りそろう。当たり前だが、安心と快適を求めるなら中級以上を選びたい。
今回の旅行では一泊5,000円前後のホテルに泊まることが多かった。安ければ2,000円程度で泊まれるところもあるが、安全面のリスクは大きくなる。中級程度では備え付けのシャンプーやドライヤーはないと思った方がよい。
泊まったホテルは次の通り。
- チュニス
Hôtel le calife(中心部から少し離れる。付近の道は暗くなるので注意したい)
Hotel le califeの詳細・料金を確認する(Agoda)
ホテル・ティバ Hotel Tiba(日本のビジホのような造りで快適。朝飯も豪華)
Hotel Tiba(ホテル・ティバ)の詳細・料金を確認する(Agoda) - スース
オテル・メディナ Hotel Medina(スークの入口にあり旧市街の雰囲気に浸れる)
Hôtel Medina(オテル・メディナ)の詳細・料金を確認する(Agoda) - トズール
Résidence Le Ruisseau(立地良好、お手頃価格で周りに飲食店多い)
Résidence Le Ruisseauの詳細・料金を確認する(Agoda)
その他
ムスリムの国だがそこまでの厳格さはない。チュニスでは短パンの男性やノースリーブの女性もいたほどだ。ただし、あらぬ誤解を避けるためにも男性は長ズボン(TシャツはOK)、女性は上下肌が隠れる服装が無難。
欧風の街並みに美味しい食事。物価は安く見どころも多い。日本から遠いのがネックだが、オーバーツーリズムとは無縁の国なのでぜひ訪れてみてほしい。

以上、長々と書いてきましたが、ご覧の皆様のために何かしら役に立てばうれしいです。
ありがとうございました。