この日は朝から鉄道でスース(Sousse)へ移動し、探索する予定。チュニスからの行き方を中心にまとめる。
- スースへの行き方、移動手段について
- チュニス鉄道駅(Gare de Tunis)
- スース市街地(新市街のビーチと旧市街のスーク)
- ビーチエリア(ツーリスティックゾーン)散策
- メディナ(旧市街)散策
- まとめ
スースへの行き方、移動手段について
チュニスからスースへのアクセス方法はいくつかある。
- 鉄道:チュニス鉄道駅(Gare de Tunis)から2~3時間
- 長距離バス:バスターミナル(Gare Routiere Sud)から2~3時間
- ルアージュ:ルアージュ乗り場(Moncef Bey Louage Station)から2~3時間
いずれの方法でも値段も時間もそこまで変わらない。今回は外国の鉄道旅を味わいたく、鉄道で行くことにした。
バスターミナル(Gare Routiere Sud)はチュニス鉄道駅から南に徒歩約15分、ルアージュ乗り場(Moncef Bey Louage Station)にチュニス鉄道駅から南東に徒歩約15分。余裕があれば歩いてもよいだろう。
チュニス鉄道駅(Gare de Tunis)
チュニス鉄道駅への行き方
チュニス鉄道駅(Gare de Tunis)はハビブ・ブルギバ通りの少し南に位置する。泊まっていたホテルからは歩いて20分もかからなかったので、徒歩で行くことにした。
中心部に近いので徒歩でも十分アクセスできる。荷物があればタクシーを使えばよいだろう。


鉄道乗り方(チケット購入~乗車)
駅に入ってすぐのところにチケット購入カウンターがあるので、スース行きのチケットを購入する。長距離鉄道の席には1等、2等があるが、外国人は通常1等に割り当てられるようだ。窓口でどちらの等級にするかは聞かれなかった。
- チュニス~スース鉄道運賃 約500円(だったと思う)
駅構内は10番線くらいある。
9:30頃出発の鉄道に乗るはずだったが、定刻になっても一向にその車両が駅に入ってこない。時間通りに事が進むとは思っていなかったので焦燥感はなく、むしろ異国の洗礼を、静かな高揚感とともに受け入れていた。定刻という概念がないこの感覚こそ、異国を旅している実感を与えてくれる。

結局10:10頃に入構し、10:30前に出発した。
車両は見た目から古く、内装も年季が入っていた。外国の鉄道旅の雰囲気を味わうには十分だ。
しばらく市街地を走った後、次第に緑が増えてくる。そして無限に広がるオリーブ畑を眺めながら鉄道に揺られた。
そしてガタゴトと揺られること約2時間半、スースに到着した。



スース市街地(新市街のビーチと旧市街のスーク)
スースの鉄道駅はチュニスと同様に市内中心部にあり、メディナやホテルが多いエリアまで徒歩ですぐにアクセスできる。スース市街地はファルハット・ハシェト広場(Place Farhat Hached)と東西に通るストリートを中心に、北に新市街、南に旧市街が広がる。
広場からハビブ・ブルギバ通りを北上していくと、道の両側には高級ホテルやレストランが並んでおり、10分ほどで地中海のビーチに行きつく。
一方で広場から南にはグランドモスクやメディナとスークが広がっており、安めの宿が多い。チュニジアの雰囲気を味わいたいなら断然こちらだろう。
ひとまず宿に荷物を置くことにした。スースではHotel Medina(オテル・メディナ)に2泊する。値段が安く評価もまずまずだった。感じのよいおじさん(オーナー?)が出迎えてくれた。
Hôtel Medina(オテル・メディナ)の詳細・料金を確認する(Agoda) ![]()
北側の新しめのホテルから、メディナ周辺の経済的なところまで選択肢が幅広いので各自の好みに合うところが見つかると思う。スース中心部自体がそこまで広くないので、北側に泊まってもメディナまで歩いて10分そこそこで到着する。
ビーチエリア(ツーリスティックゾーン)散策
荷物を置き、街中でさっと昼飯にシャワルマを食べた後、ビーチエリア周辺を散策した。
昼飯はRestaurant el Ferdawsというところで300円くらい。


市街地をハビブ・ブルギバ通り沿いに北上するとビーチエリアに到着する。約1kmにわたってビーチに面した通り(エディ・シャケ通り)が北西に続き、その先にはリゾートホテルやスパが併設されるような高級ホテルが軒を連ねている。夏のシーズンにはビーチに人があふれるようだ。
抜けるような青空と地中海が広がっていた。
そこまで人がいないこともあって、夏の喧騒が去ったビーチには穏やかな時間が流れている。通りの縁に腰を下ろし、海風を浴びながら、何も考えず海を眺める時間が心地よい。喧騒を離れ、ただ地中海の水平線を眺める時間は、旅程の中でも贅沢な空白となった。



ビーチから一本西側に入った通り(コルニッシュ通り)には小規模なホテルやレストランが並ぶ。新市街エリアにはレストランやカフェが多いので、スース滞在中に食事に困った場合はこの周辺を適当に歩けば何かしらたどり着くだろう。旧市街とは違って道もわかりやすい。
メディナ(旧市街)散策
そうこうしているうちに夕方になってきたので、ホテル周辺へ戻って旧市街を探索した。
スースのメディナは南北約700m×東西約450mで、周囲は9世紀に建てられた高さ8mの城壁に囲まれている(地球の歩き方より)。
まず現れるのがグランドモスク、そのすぐ北側にはリバトと呼ばれる要塞がある。旧市街のシンボルと言える2つである。
グランドモスクの西側がスークの入口となっており、一歩入るとチュニスのスークと同様に大変な活気と迷路のような路地が広がっている。旅行者向けの土産物屋はもちろん、服屋や日用品、食材を扱う店も多い。奥の方に行くとアラブ菓子屋も多くあるので、甘党の人は試してほしい。スーク内を歩いているとひっきりなしに声を掛けられるので、買い物や交渉が好きな人は楽しいだろう。



この日は時間が遅めだったこともあってスークを隅々まで探索することはせず、アラブ菓子屋で晩飯代わりのカナーフェ(クナーファとも)を買って帰った。カナーフェは熱いチーズケーキにサクサクの欠片、ピスタチオ、シロップをかけたアラブ定番の菓子である。アラブ菓子が甘いことは体験済みだったが、やはり甘い。「甘さ控えめ」が褒め言葉である日本人にとっては堪える甘さだ。



明日はチュニジア旅行のハイライトの一つであるエル・ジェムである。写真通りの大迫力の円形闘技場が見られるのか、楽しみだ。

まとめ
- チュニスからスースへは鉄道、ルアージュ、長距離バスが利用できる。いずれも時間に余裕をもったスケジュールを心掛けたい。
- スース市街地はそこまで大きくない。新市街(北側)には新しめのホテル、旧市街(南側)には安めのホテルが多い。