この日は夜の帰国フライトまでリヤド内で過ごす。時間があるので、最終日は少し余裕を持って回ることにした。午前中は部屋で過ごし、チェックアウト後にディルイーヤ、リヤドシーズンを訪問した。
ディルイーヤ
ディルイーヤ(Diriyah)は2010年に世界遺産に登録された「ツライフ(At-Turaif)地区」を擁するエリア。サウード家が初めて都と定めた町で、日干しレンガ造りの王宮や城塞が特徴的である。
リヤド中心部から車で20分ほどのところにある。エリアに入ってからしばらくはレストランやカフェが並んでおり、遺跡群はその先にある。

遺跡のオープンまで少し時間があったので、中のカフェで休憩した。

14時のオープンと同時に入場。当時の様子をそのまま残している住居や城塞跡があるが、建物の壁はきれいである。遺跡保存のための修復作業が進められているようだ。さらに進んでいくと当時のモスク跡などがあり、整備・修復された路地を歩く。所々に屋内展示スペースが設けられ、ペットボトルの水がもらえる。
個人的には「遺跡感」がある、古かったり壊れている壁が多い方が好みだが、当時の街並みに思いを馳せながら歩いてみるのもよかったと思う。夜はライトアップされるようなので、昼間とは違った雰囲気の中散策できるのではないだろうか。夕暮れ時の景色も美しいとのこと。



リヤドシーズン
ディルイーヤの後はUberで約15分のところにあるリヤドシーズン(Riyadh Season)へ。2019年から毎年10月から3月まで開催されるエンターテイメントの祭典で、テーマパークやスポーツ、芸術など幅広いイベントが催される。リヤド到着日の井上尚弥の試合もこのイベントの一つだったようだ。
代表的なのがブルバード・シティとブルバード・ワールドの二つ。
ブルバード・シティ
ブルバード・シティ(Boulevard City)はアミューズメント中心のエリアで、開催エリアの南側のゲート(Fountain Gate?)から入場した。荷物検査があったのだが、持っていたデジカメをスタッフが見て本部らしきところに確認をとり出した。とりあえずOKが出たので入場した。
ブルバード・シティは入場無料。
まずはタイムズスクエアのようなエリア(実際に再現しているようだ)があり、そこを抜けると噴水のある広場へ。広場にはファストフード店などが並んでいるので時間帯によっては食事をしてもよい。


色々な店が並んでいる通りをさらに抜けると巨大な駐車場があり、その先のブルバード・ワールドを目指す。
ブルバード・ワールド
ブルバード・ワールド(Boulevard World)は世界の街並みや料理を楽しむテーマパークであり、ブルバード・シティから歩いて10分~15分のところに入口がある。
現地にはチケット売り場はなく、入場には事前に「webook」というアプリでチケットを購入しておく必要がある。
- ブルバード・ワールド 一人40 SAR?(約3,479円)
チケット購入サイト
再度荷物検査があったのだが、デジカメは持ち込み禁止とのことで荷物預かり所へ連れて行かれ、30 SAR(約1,200円)で強制的に一時没収されてしまった。理由はわからないがブルバード・シティの件も然り、リヤドシーズンに行くときにはデジカメは持って行かないこと。GoProもここで没収されている人がいたので、カメラ一式の持ち込みはあきらめた方がよいだろう。
入場時のいざこざでテンションが下がってしまったが、中はめちゃくちゃ広かった。世界の主な国の街並みを(イメージで?)再現したエリアが際限なく広がっている。
各国の街並みの中にはその国々の特産品やグルメの店が出ており、見ているだけで楽しい。一つ一つをちゃんと見て回ろうと思うと一日かかるのではないか。



なお、日本エリアは「コレジャナイ感」がかなりあった。未だに世界の(サウジの人の?)日本のイメージはロボットやネオン看板なのだろうか?


暗くなってくると雰囲気が出てくるので、行くなら夕方以降がおすすめ。
正直かなり商業的なイベントではあるが、規模の大きさは一見の価値があると思う。
スカイブリッジ
サウジ旅行の最後はキングダムセンターの展望台へ。スカイブリッジ(Sky Bridge)という名前で知られており、キングダムセンター99階の地上300mにある。
キングダムセンターの2階にあまり目立たないが入口がある。入口での入場券購入はできないので事前に購入しておくこと。これを知らず、その場で自分のスマホでwebサイトにアクセスして購入する羽目になった。
- スカイブリッジ入場料 SAR 155.25(約6,200円)
まずは1基目のエレベーター途中まで昇り、2基目に乗り換えて99階のスカイブリッジへ。展望台は全面ガラス張りの回廊になっており、リヤドの街を360度パノラマで見渡せる。

リヤド市街を端から端まで見渡せる。キング・ファハド通り(King Fahd Rd)に沿って高層ビルが立ち並び、色とりどりの光が輝く。車がひっきりなしに行き来し、その外側には住宅街が広がる。リヤドの街自体は40年程度で急速に発展しており、碁盤の目のように整備されている。
この旅行の最後にこの景色を見られたのはよかった。いい締めになったと思う。
帰国へ
スカイブリッジの後、21:30頃にホテルを出て空港へ向かった。市街地を出て空港に近づくと、2030年の万博予定地と思しき広大なエリアの側を通った。
砂漠の中に唐突に鏡張りのコンサートホールが現れるアルウラ。古くなった歴史的建造物の修復工事が進むジェッダ。第二の聖地への入場が解禁されたメディナ。比較的静かな中で歴史を感じるディルイーヤと、派手なネオンのリヤドシーズンとリヤドの高層ビル群の対比。
そのうちメッカにも入れるようになるのだろうか。
石油依存脱却に向けて、観光への注力を国を挙げて急速に推し進める勢いや本気度を感じながら、夜のハイウェイを通り過ぎていった。
フライト
帰りのフライトは次の通り。
- CX644 リヤド(23:50)~香港(12:55) 8時間5分
- CX542 香港(16:30)~羽田(21:15) 3時間45分
香港国際空港の乗り継ぎエリア内の蛋撻王というエッグタルトが美味い。
今回の旅行で感じたことや、実際に個人旅行してみての注意点・おすすめルートなどは、次回のまとめ記事で整理する。
まとめ
- リヤドシーズンにはカメラ持ち込み不可
- キングダムセンターの展望台は事前に予約しておくと楽